2021/03/20 15:52
そう気がついたのは2015年の春でした。
意識のこと、宇宙のこと、エネルギーのことを学ぶ5年を経て、2020年に何かジュエリー作家としてこの私たちのこの性質をポジティブに生かせないかと考えてたどり着いたのがこの「光の受信機シリーズ」です。
金という素材はこれまで権力の象徴とされ、その素材が持つ先天的なエネルギーが人々の欲望に歪められてきたように感じています。
ジュエリー作家として、先入観なしに素材そのものと対峙すると、イメージとは真逆な温かみのようなものを感じます。
その経験から、本来の金という素材は、「柔らかく、温かい」「実り、安心感」など、母なる大地の持つ力のようなものを象徴している存在だと感じ、金という素材からここを感じ取ることができれば、私たちの意識にポジティブな影響を与えてくれるのではないかと考えました。
私たちの意識が、金が持つ本来のエネルギーと共鳴できるようになれば、私たちは地球そのものと共鳴するようになり、優しく穏やかな時間を持てるようになるかもしれない。そう期待しています。
そして歴史を通して歪めてしまった金という素材のエネルギーを微力ながら本来の姿に戻せたら、そうも感じています。
「触って」「見て」「感じる」
その感覚を意識してもらうことを意図していますので、身につけることも良いのですが、寝る前や朝起きた時に触ったり目に入るようにしていただくと潜在意識にポジティブなイメージが刻印されていくかもしれません。
光の受信機は高い周波数のエネルギーを感じながら、そことつなぐイメージを持ちながら制作します。
似た出来上がりであっても、つながる先はそれぞれに違うかもしれません。
そのあたりのイメージについては、各作品のご案内のページでご紹介しています。
よろしければぜひご覧ください。
「優しい心に戻るために」
光の受信機がお役に立てればと思っています。
KW
>>「光の受信機」とは?
発想は、「鉱石ラジオ」というものを知ったのがきっかけでした。
電源が無いのに空気中の電波を受信する不思議なラジオです。
検波回路に鉱石を用いることから「鉱石ラジオ」と言われています。
人にはいろんな側面がありますが、この「鉱石ラジオ」のように、自分が持つ最も良い周波数と常に繋がることができて、そこといつでも同期することができると、日常で自分最高のパフォーマンスを発揮できるようになる、そんな気がしませんか?
そんな「受信機・同調回路」のようなモノをイメージして何かを作りたいと思い「ゴールドリング」に行きつきました。
>>なぜk18イエローゴールドなのか?
ゴールドは扱ってみるとわかるのですが、触っていると、とても暖かく柔らかい気持ちになる地金だと感じています。色だけならメッキもありですが、ゴールドが持つ比重の重さや、磨くと現れる照りなどが、優しさ・柔らかさ・暖かさ・豊さや余裕・高い可能性の未来、そんなイメージに一番感覚的に近く、見てふれているだけでその感覚に同期できるもの、それがk18イエローゴールドでした。
>>制作スタイルの意味
今回は地金の塊を何度も火であぶり、ハンマーで叩きながら整形し、圧延機で圧力を加えながら形を作っていき、全てその時の感覚で作っていく一点モノのスタイルで制作しています。
地球が石を圧力によって宝石に仕上げていくように、刀鍛冶師が刀を仕上げていくように、柔らかさや暖かさ、優しさの中にも芯の強さとしなやかさという要素を加えることができればと、この制作スタイルを取りました。
>>「リング」にしたわけ
「鉱石ラジオ」に夢中になっていた流れから「押す力が電気を生み出す」ということを知りました。昔からジュエリーの中でのリングというアイテムに人は様々な願いを託してきました。それはもしかしたらリングが人体にかける微力な圧力がポジティブなエネルギー(電気的なモノ)を私たちに引き込んでくれるのかもしれない、そんなイメージができてしまい、「光の受信機」としてまずは「リング」を選びました。